努力×好奇心

努力という言葉はいささか聞えが良い。「目標実現のため、心身を労してつとめること」が努力であると広辞苑は述べている。心身を労してまで努めるものが、いわゆる目標というものらしい。つまり、言い換えれば、"努力は、自分が望んでいないものに対して消費するエネルギー"と言えよう。

また、ここに努力と相反する概念を設け、それを好奇心と名付けるならば、"好奇心は、自分が望むものに対して湧き出るエネルギー"と呼べるだろう。興味を持つものから得られる無償のエネルギーが好奇心で、必要にせまられて取り組むべき事柄に対して浪費するエネルギーが努力だ。

そして、この2つを止揚したところに無意識を位置付けよう。

  • 努力 → 消費性、意識的、マイナスEnergy
  • 好奇心 → 生産性、プラスE
  • 無意識 → ゼロE

本当に努力すべきは、実のところ、自分のポジションを努力から好奇心や無意識へと移行させることに対してだけなのかもしれない。